週刊誌から from weekly magazine 2004 1 14

ニューズウィーク日本版 2004 1.21
On Japan
 北朝鮮に関する記事がありました。
この問題は、頭の痛い問題です。
独裁体制が、いつまでも続いても、困るが、
独裁体制が崩壊しても、困ることになる。
 かつて、東側諸国で、進んでいると言われた東ドイツも、
予想外に、社会資本の整備や、社会の基本的システムなどが遅れていて、
これが、西ドイツの負担となって、
今でも、統一ドイツの負担になっています。
 優等生と言われた東ドイツですら、こういう状況なのですから、
北朝鮮は、社会資本の整備などに、巨額の資金がかかることは、間違いない。
しかし、その資金は、誰が出すのか。
 中国は、国内問題で忙しく、そんな余裕がないでしょう。
日本も、13年も続く不況によって、とても、そんな余裕はない。
 これも、夏休みの宿題のようなものでしょう。
8月上旬に、手をつけていれば、楽だったが、
今となっては、8月の最後の週でしょう。
8月上旬ならば、日本は、バブル景気で、余裕がありました。

「2004年、注目の顔」
 これは、プーチン大統領でしょう。
今年は、持っているカードが、たくさんあるでしょう。
つまり、切り札が、たくさんあるということです。
 ロシアが、将来、どうなるかは、依然として、わからないが、
ロシア革命がなかったらと、いつも思います。
 ロシア革命がなければ、今頃は、
経済的にも、人口的にも、科学技術も、大国になっていたでしょう。
 ソ連は、独裁体制維持のために、
数千万人も、自国民を粛清していたのです。
こんなことをすれば、国が傾く。
 国力をつけるには、長期的には、簡単なことです。
人口を増やして、教育を充実させれば、国力は向上します。
このような不幸がなかったら、
ロシアは停滞することなく、繁栄・発展していたでしょう。

























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